今回はTOEIC学習のモ勉強時間についてです。英語力を向上し、TOEICのスコアを上げるのに必要な勉強時間はどれくらいなのか、目安をご紹介します。
100点上昇させるために、200~300時間の勉強が目安
オックスフォード大学出版局が提示している目安として、100点上昇させるために、200~300時間の勉強時間が必要です。体感としては、妥当だと感じます。あるいは、自分に合った勉強スタイルや勉強法が確立した後は、そこまで時間をかけずにスコアアップができる気がします。私自身は700点を超えるのに苦労しました。その苦労と比べると、700を超えてからの800、900オーバーへのスコアアップは、そこまでの時間を要していません。
スコアは伸び悩んでいるときの勉強は大変だったな…
振り返って大事だと思うのは、いかに勉強時間を確保し、学習を継続するかです。当たり前だと思いますが、この寄与度が圧倒的に大きいです。ひとまず、200~300時間の勉強時間を確保するために必要な期間を計算してみましょう。
スキマ時間に勉強する習慣が身についていると、体感としてはそこまで勉強している感じはしない
100点のスコアアップを狙って200~300時間の勉強をしようとすると、1日1時間だとおおよそ半年から1年、1日2時間勉強すると3か月から半年はかかります。試験回によって、多少のスコアのばらつきはあるかと思いますが、経験的には100点もブレることはない試験でしたので、上記のように半年に1回や、1年に1回の受験を目安にすると、その間の勉強方法がご自身に合っていたか確認しやすいと思います。
自分にあった勉強スタイルが大事
私自身は700点を超えるのに苦労しました。かかった時間を勉強時間と呼んでいいのであれば、200~300時間以上かけてもスコアはアップしていない時期もあったと思います。自分には無理なんだな…向いてないんだな…そう感じていました。
900中盤のスコアを取得した今は、単純に自分に合った勉強スタイルが確立していなかっただけ、と考えています。700を超えてからは、努力の分だけきれいにスコアアップに結びついた印象を持っています。ですので、長期的に大きなスコアアップを目標とする場合は、ご自身にあった勉強方法を確立することが一番の近道だと思います。
また、200名弱を対象としたIIBCの調査報告(英語活用実態調査、IIBC、2019)によると、1週間のうち英語の学習にあてる時間は、最多が「1時間未満」であり、次いで「1時間以上2時間未満」、「2時間以上3時間未満」の順です。10時間以上の方も1割程度いらっしゃり、全体の平均時間としては約3.5時間でした。
これをTOEICスコア800点以上と800点未満で分けてみると、800以上の方は1週間のうち英語の学習にあてる時間は、最多が「1時間未満」であり、次いで「10時間以上」、「5時間以上10時間未満」の順に変わります。そして、平均時間も6時間に伸びます。1日1時間の勉強ができると、十分この範囲内です。
スキマ時間の活用がおすすめ
1日1時間の勉強方法として、個人的には、スキマ時間の活用をおすすめしています。こちらの記事もご参照ください。1回5~6分の勉強を10回で達成できます。気持ちが乗って、1回に30分してももちろんよいですし、気持ちが乗らないときは1分でやめていいです。別に毎日1日1時間を達成しなくてもいいのです。あくまで長期的に自分に合った勉強スタイルを見つけることが一番の近道です。