TOEIC学習のモチベーションを維持する方法

今回はTOEIC学習のモチベーション維持についてご紹介します。筆者は勉強を継続して900点オーバーを達成できるようになりましたが、勉強の継続には苦労しました。その経験を踏まえて、実際に行ったモチベーション維持の方法をご紹介します。筆者が最終的にたどり着いた方法は以下です。

目次

スキマ時間で可能な勉強を取り入れる

まず、「スキマ時間で可能な勉強を取り入れる」についてお話しします。とにかく、勉強は継続が難しく、勉強時間や場所を確保しても、なかなかはかどりませんでした。教材やアプリを買ったり、授業を契約したりした後でも、あまり気が乗らないことも多かったです。自分のやる気を引き起こすために契約をしたのにも関わらず、肝心のやる気が出てこない…でも、せっかくお金払って契約をしたのだから、なんとかして勉強しないと…。こういう日々を数年過ごしました。

そこで、勉強するハードルを低くするため、どこでもできるような勉強方法を取り入れることにしました。

普段持ち歩いているスマートフォンやタブレットに、アプリやメモを入れ、ふと思い出したように開く。文法問題を一問解いて、あるいは単語を1つ見て、閉じる。このレベルでも十分、自分は勉強したと見なすことから始め、堅苦しく椅子に座って、机と向き合う勉強はやめました。

私の場合は、それが功を奏して、スマホを開いたときに、ついでに少し勉強するのが苦痛とはあまり感じないときも多かったです。家や通勤中、出先でも、1分あればでき、気が乗らないときは1分でやめられる勉強方法でしたので、ボトルネックだった勉強をするということのハードルが格段に下がりました。

また、200名弱を対象としたIIBCの調査報告(英語活用実態調査、IIBC、2019)によると、英語を学習する場所の第1位は「自宅」であり、第2位は「電車やバス」でした。この上位2つの場所が大部分でしたので、「自宅」や「電車やバス」で勉強されている方も多いかと思います。そして、この調査結果を細かく見ると、面白いデータが示されています。TOEICスコア800点以上の方と、800点未満の方で分けてみると、「自宅」で勉強される方の割合はほぼ同等ですが、「電車やバス」で勉強される方の割合は、TOEICスコア800点以上の方が2倍程度高いです。また、TOEICスコア800点以上の方に限ると、英語を学習する場所の第1位の「自宅」と、第2位の「電車やバス」で勉強する方の割合はほぼ同等です。このことから、TOEICスコア800点以上の方は、「自宅」だけではなく、「電車やバス」などの移動時間も勉強時間として利用していることがわかります。 代表的なスキマ時間は移動時間かと思いますので、この調査結果には個人的にも納得します。移動時間に限らず、ちょっとした待ち時間や、トイレ、お風呂など、スマホを常に持ち歩いている方は、本当にどのタイミングでも勉強できます。1分でもいいからです。

お金には目を瞑って、少しでも勉強できたらいいやという精神をもつ

お金には目を瞑って、少しでも勉強できたらいいやという精神をもつ これは、「高い教材を買いましょう」と言っているわけではありません。買ってちょっと試してみて、気が乗らないなとか、合わないな、と感じたら、その教材を用いた勉強をやめるだけです。理由は、勉強機会が減るからです。スキマ時間を利用することをおすすめしたのは、勉強する機会、きっかけを増やすためであり、気が乗らない教材を無理して使い続けないのは、勉強する機会を減らさないためです。

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